「子供たちの未来のために」

青少年育成委員会

委員長 野原 元太

 

 現在の日本は欧米化が進む中、日本の伝統や文化を尊ぶ心が失われつつあり、人を思いやる心、秩序を保とうとする気持ち、礼儀や礼節を重んじる日本人らしさの喪失を危惧する声が高まっております。また、現代社会は身体や精神を鍛え、思いやりの心や規範意識を育てるという子供の外遊びやスポーツの重要性よりも、子供の学力の状況に重きを置く傾向にあります。元来、日本人は不屈の精神で苦難を乗り越えてきましたが、現代では何かに一生懸命になることは気恥ずかしいと思う人が増えているように感じます。一つの物事に一生懸命になり、努力を継続し、達成感を味わうことで人は大きく成長します。日本人は人として大切なもの、成長するうえで必要不可欠なものを、学ぶ機会が乏しくなりつつあるように思えます。

 本年度、一般社団法人箕面青年会議所(箕面JC)は、地域の子供たちに日本の伝統や文化を学び、日本人らしさである人を思いやる心や礼節を学ぶことを目的とし、継続的にチャレンジできる場を提供するために、昨年度に引き続き「わんぱく相撲箕面場所」を実施いたします。継続して事業を行うことにより、一定の目標に向けた努力、日々の鍛錬、チャレンジすることの重要性を学べるようにします。真剣に取り組む舞台を提供することで、一生懸命を気恥ずかしいと感じることなく、達成感を味わえるようにします。子供たちの成長の一端を担う、箕面にある多くの地域コミュニティーとともに、箕面JCもその一助となり、地域の力で子供たちの心身を育みます。また、多くの市民や団体に理解や協力を得られる事業にします。定例会では日本の伝統や文化、日本人らしさを学ぶことで、日本人の在り方を大人が学ぶことのできる機会を提供し、子供たちの育成に役立てるようにします。

 子供たちは日本人らしさを学び感じることで、心身ともに成長します。一生懸命に物事に取り組むことで達成感を味わい、それが自己の成長につながることを実感させます。そして地域にその輪を広げられるようなリーダーに育ってほしいと考えています。子供の成長という華を咲かせるよう、青少年育成委員会メンバー一丸となって取り組み、「共に咲く喜び ~箕面に地域の華を咲かせよう~」を実現します。

 

<事業計画>                                                                                    <実施月>

.わんぱく相撲箕面場所                                                                                         5月

.担当定例会の企画・運営・実施                           5月・9月